水中カメラのズームはどういう仕組みなのか

水中カメラは、海などの水中の風景や魚介類の生体を撮影する際に用いられるカメラです。

精密機器であるカメラを水中で使用するため、外装から中に水分が侵入しない構造になっています。

皆さんがよく目にするカメラは、ズームすると鏡筒部分が動作します。

それは、鏡筒内にある複数のレンズが動作に合わせ移動し、焦点距離を調整してズームしています。

しかし、水中カメラにはズーム時に動作する鏡筒がありません。

なぜなら、動作する場所には必ず隙間ができる為、水中では使えないからです。

実は、水中カメラの内部に縮小版の鏡筒が内蔵されています。

結果、ズーム時に動作する鏡筒がなくとも内部で同じ動作が起きているため、水中でもズームができ、外装に隙間を作らずに動作させることができるのです。